森田療法のアドラー心理学目的論

(以下 和田秀樹先生 樺沢紫苑先生 対談 抜粋)
森田正馬

患者:私が顔が赤いので、みんなに嫌われて辛いんです。

森田:君は顔が赤いのを治すのは本当の目的じゃないね。君の本当の目的は人に好かれることだね。

患者:でも顔が赤いので人に好かれません。

森田:私は長いこと医者をやっているので、顔が赤いのに人に好かれている人はたくさん知っている。
しかし、顔が赤くないのに人に嫌われている人をそれ以上に知っている。
私はヤブ医者だから、君の顔が赤いのを治すことはできない。
だけど、顔の赤いのは治せなくても、顔が赤くても人に好かれる方法はいっしょに考えられる。
だから、どういう時、例えば 偉い人の前にたつと顔が赤くなるんです。しかし、顔が赤いなりに笑顔をたやさないとか。

本来の目的が人に好かれることであるなら、そっちに向かって行動するのであって、顔が赤いのを治す。というのは単に手段にこだわって   いるということだね。

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フロイトはヤブで 生涯50人ぐらいしか治した人はいないだろう。と言われている。
それに比べ アドラーと森田は、臨床的にすごい数を治している。

アドラーもすごい目的論なので、アドラーも森田正馬も同時代人なのに 目的にフォーカスしたほうがよく治る。というのを日本とヨーロッパで同時に気がついた。

当時 お互いフロイトに比べたら圧倒的に無名なので、そういう意味ではすごい偶然の一致ですよね。

(以上抜粋 終わり)
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アドラー心理学東京の 私としては、
アドラー心理学では、どのように好かれたいか。という目的(目的論)も深く掘り下げ、自己洞察を掘り下げてもらう。

そこには、他の基本前提(個人の主体性、仮想論、全体論、社会統合論)がすべて存在する。

いやー、森田療法って、すばらしいですねぇ。

ここで私と書いたが、私は 市井の人間であって、別に心理専門家ではない。勉強や経験はありますが。。
そのような人が集まって、みんなで良い方向に行くのが、アドラー心理学グループです。基本 ただだし。。(笑)
そこにあるのは、いわゆる共同体感覚ですが、集合知とか、善意とか、徳とか、ある人はワンネスとか集合意識とかいう人もいますね。

アドラー心理学東京グループ 何卒よろしくおねがいします。