いかりの効能 感情を使う

いかりの効能 感情を使う

アドラー心理学の5つの原則はここでは説明しないが、

たとえば、
酔っ払ったから悪口を言ってしまった。酔っ払ったから羽目を外してしまった。
という人はいる。

しかし、
それはアドラー心理学では
羽目を外したいために酔っ払った。
色々不満があってそれを言いたいがために酔っ払った。
と考える。

職場においても子育てにおいても、怒りが湧き上がってくることは多いだろう。
そして
つい怒鳴ってしまった。つい怒ってしまったという人も多いだろう。

その人の感覚では
あなたが腹が立つことをするから怒った。そして言ったということになるだろう。
しかし
アドラー心理学では
何かを言ったかったために怒りを使った。怒りが湧いてきた。
と言える

怒りをエクスキューズのために使う面もあるだろう。
アドラー心理学は使用の心理学とも言われる。

なぜそういうことするかと言うと
やはり当人にとって利点があるからである。

たとえば、
怒って何か言ったほうが部下がすぐ行動を起こす。とか

子供がその嫌なことをすぐ止める。とか

人は無意識のうちに、その人にとって一番効率的な方法と思えるものを選んでいる。

心当たりはないだろうか。。

他人へのアプローチ以外でも
私の場合職場において部下が何回も同じミスをして注意をする時怒りが湧いてくるのだが、
どうも疲れてる時ほど怒りが湧いてくる。

そういう細々したミスをいちいちわかりやすく丁寧に説明することは、
面倒くさいし労力もつかうので普段は放置している。
そういう状況でだるい体を立ち上げるために怒りを使っているところが私にはもあると思う。

だから体力がおちているのに それ以上の目標がある人は怒りっぽくなるような気がする。

みなさんはいかがでしょうか?

怒りはただのカンフル剤にしかすぎない。(今 カンフル剤とかいうかなぁ。。笑)

相手に説明するなどコミュニケーションの手間を省いているわけである。

よって、結局 なにかしらしわ寄せが近い将来起こってくるのは、皆さまもご存じでしょう。