私のパニック障害と各種カウンセリング・心理療法体験1 森田療法1

私のパニック障害と各種カウンセリング・心理療法体験1

要約すると、パニック障害になり、アドラー心理学で寛解するまで、

森田療法 → ユング心理学 → 認知行動療法 → フロイト心理学 → 街のカウンセリングルーム → TFT → アドラー心理学

を経験した。
この他に よく実存療法の本を読んだ。

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今から20年以上前だろうか、私は働き盛りであったがいつもの朝の通勤電車の中で、心臓が急にドキドキしてなんか変だなと思った。
(また、その時期 電車の中で突然倒れる人を 実際に連続2回見てしまった)

不整脈を持ってる医者の叔父がいて、その人は血筋である。と笑って話していた。
よって、それが出たのかなと思って気にしないで普通に生活していた。

ところがしばらくしてどんどん悪くなっていき、特に満員電車の場合は顕著に出て、電車に乗りづらくなった。

その時期は、自分の職場での方向性も悩んでいたし、子供も生まれたばかりだった。

仕事は中間管理職的ですごく忙しかった。このままこの職場でいいのだろうかと思っていた。

すごく忙しい仕事をしてやっと晩御飯にありつけるのだが、食べていると、奥さんがめちゃくちゃ私に喋りかけてくる。

例えば
水道の蛇口があまいから直してくれ、棚が壊れかけているから直してくれ、●●さんから連絡がきたから、返事をしてくれ。
等々いろいろ用事をいいつける。

奥さん話では、食事の時しか私がいないし、話ができないから。。とのことだった。

そんな事が続いていたある時、食べているものの味がふっとなくなった事を今も覚えている

(これに関しては、当時 相手に一応話して同情もかったようだが、実際 数十年たった今も 大してかわっていない。
それどころか、話すだけ話して、「あ、いけなかったんだ」と確信犯的な行動もみうけられる。。恐ろしいものである。

アドラー心理学に限らず 諸派も、他人と過去は変えられない。と説く。)

そんな毎日を送って、さらに動悸が悪くなってきたので、私は循環器科に行き診てもらった。
医師のほうも心房ブロックがあるかもしれないという話であって、別に何をしてくれるわけでもなかった。

何回か通ううちに先生も歯切れが悪いので、こちらから、心臓神経症でしょうか と言ったら、そうかもしれないと言っていた。

タフで売っていた私が、そのものにかかるのか。なさけない。。
しかし症状はどんどん悪くなってきたのでどうにかしなければいけない。

精神科に行くのかよ キ***病院に行くのか思って、ちょっと絶望的な感じだった。

(当時は今ほど心療内科認められていたわけではない。またパニック障害も今ほどメジャーではなかった。当時はパニックディスオーダーと言っていた)

そういえば、相談する人もいなかった。。というか 情けないし、恥ずかしいので誰にも相談しなかった。

私は電話帳で調べて池袋のクリニックに行った。そこの先生はとてもいい人でそこの息子さんが私と同じ職業であった。
息子のように話しかけてくれて、色々アドバイスしていただき、大したことないけど一応薬を出しておこう。ということだった。

また、そこのクリニックが森田療法の精神科らしく、「森田療法って知ってる?」と聞かれ、

私は、読みかじった知識で、「森田作業療法ですか?」と答えたら、違うよ と言われて本を紹介していただいた。

森田療法の本は面白く、心臓がドキドキしながらも、それらの本をたくさん読んで早く治そうと思い、実際に読み進んでいた。

(こういう私の方針と行動は 森田先生の教えからすると間違っていた。(笑))

読んでからまた2度目の来院の時、先生に「森田療法をやりたい」と言ったら
「作業所?(記憶が定かではない)はすごく厳しいので現実的ではない」と言われてしまった。

どんなにすごい病名をいわれるのか不安になりながら、先生に診断名をきいたら、少し抑うつ的になっているかもしれない。ということだった。

薬を出されたが、私は飲まなかった。  ((ありがち。。(自己弁護))

(つづく。。)