アドラー心理学 性格分類
アドラー心理学は、入門的本 嫌われる勇気で有名になりましたが、そこには承認欲求と課題の分離、勇気づけについて書かれていました。
アドラーは、初めて児童相談所をつくるなど、実践的子育てについても実績を残しました。
アドラー心理学では人は一人ひとり独特な性格をもつと考えるので、血液型分類のような性格分類はしない。あるレッテルをはるものではない。
しかし、アドラーは4つの特徴的なものがあると気づきもしくは考え方を発表し、その後いろいろな人が検証し、モサックが以下に分類した。
これは個人がどれに分類するかをあてはめて(カウンセリング)していくという目的とは反対なものである。
(その人の)ライフスタイルとは、アドラー心理学において (その人の)信念体系 そして (その人)性格ということです。
ゲッター
他者は自分に奉仕すべきだ、当然だ。
自己概念(本当は) 自分には能力がないので自ら自分の人生を取り込むことは難しい。本当は自信がない。
世界観 世界は危険だ。人々は不当だ。
症状 非行少年や家庭内暴力 多種。
特徴
自分の利害にはとても敏感だが他者の利害には関心がない。
優越コンプレックスにより、
必要以上に楽観的なふりをして、俺は万能の天才だとか、ついているから万事うまくいくとか言っている。
育ち方 略。アドラー心理学東京へ。
ベイビー
私は何時でも他者から保護されていたい 助けてもらっていたい。人々は私を保護するべきである。
自己概念(本当は) 私は小さく弱く無力で何もできない。いつも助けてもらいたい(非常に低い自己評価)
症状 幼児的スタイルな問題児や神経症患者。
特徴
ゲッターが他者は奉仕してくれて当然。と思ってるに対し
ベイビーは保護して欲しいとは思っているが当然とまで思っていない。
ゲッターは保護をむしりとろうとするが、
ベイビーは弱さや可愛らしさを見せて相手が保護してあげたいと思うように仕向ける。
叶えられなかったとき時
ゲッターは腹を立てて相手を攻撃するが、
ベイビーは相手の憐れみを誘ったり罪の意識を刺激する。
ベイビーは単に依存的ですがゲッターは依存的であると同時に攻撃。
育ち方 略。アドラー心理学東京へ。
ドライバー
私は、優越 優秀でなければならない。
自己概念(本当は) 私は(努力し)優秀な時だけ所属できる。役目を果たせる。能力がない私はダメ人間だ。
世界観 世の中は競争である。
症状 神経症、心身症、うつ病。
特徴
社会適応はいいか、そうでなくてもそう悪くない。
常にとか絶対にとか全てにおいて、という形容がついていることが多い。
他者に対して色々な意味で支配的になりやすい
主役でいたい。もしくは主役に慣れている
亜系
ギャンブラー 常に勝負に勝つ
セイント いつも善人な人
Friend of JUSTICE いつも正義な人
育ち方 略。アドラー心理学東京へ。
コントローラー
私は絶対失敗してはいけない。
自己概念(本当は) 私は失敗しやすい。私は不完全だ。
症状 強迫神経症
特徴 完璧癖が強い 完全主義者 几帳面 不器用 無感動
育ち方 略。アドラー心理学東京へ。
ビィクテム
私は無実の犠牲者だ。他者は私に同情すべきだ。私を責めるべきではない
自己概念(本当は) 上記と、私はかわいそうだ。
世界観 人生は間違いだらけで 不当 苦難や悲劇が至る所に待ち受けているものだ。
症状 多種。
実は自分から苦難を呼び寄せているのですがそのことに気づいておらず自分の不幸を運命は他者のせいにしている。ひがみ。恨み。
亜系
殉職者 私が迫害を受けるのは私が正しいからだ
シュレミール 私はドジで何をしても必ず失敗する
育ち方 略。アドラー心理学東京へ。
エキサイトメントシーカー
私はいつも興奮していたい、(もしくは)しているべきだ。
自己概念(本当は)私は本当はダメな人間で、興奮してる時だけ幸福だ 充実感がある 価値がある。
世界観 ふつうの世界、まともな人生は退屈だ
症状 多種 ●●障害など。
特徴
喧騒を好み規則に縛られるのは嫌がり、普通の生活や決まりきった仕事は退屈だと感じている
規則を破ることはだと危ない目に遭うことを好む。
次々としてはいけないことばかりを選んで行動する
能力不相応な仕事を企てることが多い、計画して周囲を散々騒がせ実際はやらない。
自分だけ特別な人間だと思っている場合もある。
若い女性は性的逸脱に走ることも多い。
育ち方 育ち方 略。アドラー心理学東京へ。
末子がのけ者にされまいとしてトラブルを引き起こして自分も興奮して身を守ろうとすることがある